メインのピアノ音源をすっかりRavenscroft 275に乗り換えた4つの理由

Ravenscroft 275とは

UVIのWorkstation上で動かすことができるVI Labsから出ているピアノ音源。

同じ名前の実機が存在しているようで、本格的なコンサートグランドピアノとして製造されているもののようです。実機のメーカーページ

最近の大容量のピアノ音源に比べると、比較的小さく、動作もサクサクしているのが特徴かなと思います。

今まで使っていた音源

Ivory Ⅱ

5年以上はこちらをメインに使っていたでしょうか。Bösendorferが特にお気に入りで、力強い音が心地よく、歌ものもインストもだいたいIvoryを使って制作していました。

各DTMショップでもおすすめの音源として紹介されるほど有力な音源で、普段耳にする音楽でも実はピアノはIvoryなんです、っていうことも多いと思います。自分もエンジニアさんに「ピアノ音源きれいですね~」って言われたことありますし、クオリティは間違いないものです。

特徴としては、物理モデリングとのハイブリッドでしょうか。倍音の処理は物理モデリングのような処理をしていて、ミックスをしていくとこの恩恵を特に感じます。埋もれにくく、過度なEQをしなくても存在感がある音がします。

8dio 1928 Steinway Piano

8dioのSteinwayサンプルのピアノ。きれいでほどよくノイジーな感じです。

今はNew 1928~となっているようですが、自分はこれの一個前のバージョンを使っていますね。

柔らかい音で、少し遠目なサンプリングなので、歌もの全般や大編成のオーケストラに合わせるのは向いていなくて、BGMものでピアノを綺麗に聴かせたいような場面で活躍してくれます。動作は重く、かなりメモリを食います。マイクポジションも2箇所CloseとStageがあって、この2つをクロスフェードする形で音像をすこし調節することができます。

乗り換えた理由

というわけで、これらと比べてどう良くて乗り換えに至ったのかを簡単に

1.軽い

動作がとにかく軽く、起動やもろもろの調節にストレスがなくていいです。自分はプロジェクトのテンプレートとかは作らずに思いついた順に音源を足していくことがほとんどなのですが、「よし、ピアノを足そう」と思ったときにサクッと立ち上げられるのでいいです。

2.音に癖がない

ポロポロ弾いていて、一番実際のピアノを弾いている感覚に近いのがRavenscroft 275なんですよね。Ivoryなんかは、真ん中以外の低域や高域などはすこし癖がある感じがします。Ivoryはすこし硬いんですかね?実際のピアノで、体重をかけるように弾く感じでじわ~っと引きたいところとかでは少し肩透かし感を感じます。

一方の8dioなんかはあまりダイナミクスがなく、手と音で感覚がけっこうずれている印象がありますね。

これらの感覚がなく、弾いたとおりにスムースに音が変わってくれるのがいいところです。

3.マイクポジションが豊富

マイクは4つ立っていて、Close, Room, Player, Stageとあります。これらがけっこうどれも特徴的で、音作りを積極的に行えるのがいいところですね。少し前にWavesから出たマイクポジションで音作りをするピアノ音源みたいな感じでしょうか。

参考:実際に試していたこおろぎさんの記事

もちろんここまで複雑にマイクで作り込むことはできませんが、十分に印象を変えることができるので、曲に合わせてピアノの距離感や質感をコントロールできるので、どんなジャンルにも使い回せると思います。

4.安い

よくセールしてます。1万円くらいだと思います。

まとめ

安くて軽くて音も良くていろいろ音作りもできちゃう!というかなりおすすめの音源です。なにかとピアノ音源を試してはIvoryに戻ってきたのですが、飽きてきたのもあってメインを275の方に変えました。

もしピアノ音源を探していたり、乗り換え検討していたら候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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