AIきりたん試してみました

話題の新技術、AIきりたん

数日前くらいからTwitterを見てるとちょくちょく見かけた「AIきりたん」。新しいボカロのライブラリかな~ぐらいに思ってたんですけどどうやら全然違うらしく、楽譜データを使って歌ってもらうっていう新技術みたいです。

使い方

ググれば自分のよりも詳しい記事はたくさんあると思うのでここでは簡単に。

1.ライブラリとNEUTRINOをダウンロードする

きりたんの音声データと歌わせるためのソフト「NEUTRINO」をダウンロードします。無料です。

公式ページ

自分は音声データを持っていなかったので、ダウンロードページにある「 NEUTRINO -Neural singing synthesizer-(本体+歌声ライブラリ二種同梱版)0.101 」をダウンロードしました。

2.楽譜データを用意する

楽譜を作ります。いわゆるメロ譜みたいなやつです。Musescore推奨みたいです。自分はたまに仕事とかでもMuse使っていたのでインストールしてありましたが、もしなければDLしましょう。
基本的には「読みやすい楽譜」をめざして作っていけば自然に歌ってくれるみたいです。特殊な打ち込みとしては、ブレスの指定や「’」を使った子音のみの発音などでしょうか。詳しくはヘルプページを。
打ち込みが終わったら「.musicxml」という形式で書き出して準備OKです。

3.OKテイクを集める

楽譜データが用意できたらとりあえず書き出してみましょう。一発でOKのものができればいいですが、何箇所か発音が不明瞭だったり、タイミングがイマイチなものが出てくると思います。ピッチ修正ソフトなどで直すよりは元データで直したい、という場合は何パターンが楽譜データをいじって書き出したものを作って、一本のトラックにしましょう。このあたりはボーカルディレクションしてるみたいで楽しいです。

使ってみた感想

良かったところ

1. 簡単でけっこう人間っぽい

話題になった一番の理由ですが、かなり人っぽく歌ってくれる印象です。ボカロだと調整だとかけっこう苦労した記憶があるのですが、(けっこう昔のことですが)楽譜さえしっかり作ってしまえばそれ通り歌ってくれるのでいいですね。ボカロのときにあったデュレーションを1/32短くするとかなんかそういった細かい技術がそこまでいらないのかなという気がします。

2.ブレスとかしゃくりとか入る

人っぽい要因だと思うんですけど、ブレスとかも入るんですよね。自分が知ってるボカロってブレスはwavデータでぺたぺた貼るやつだったと思うんですけど、楽譜のブレス記号のところでブレスが入ってます。
あとはしゃくりとか、ちょっとひっくり返る感じとか、高音頑張ってます~感とかけっこうあるんですよね。ボカロの無限に高音まで出そうな感じはなくて、そのあたりが人っぽいのかなぁと。フォルマントいじれるところがあるんで、想定してる音域に合わせていじればつらそうに歌う音域とかも変わるかもしれません。

良くなかったところ

1.書き出すまでわからない

書き出してみるまでどういうふうに歌ってくれてるのかわからないです。譜面を作って、書き出してみて初めて分かるので修正箇所はDAWなどに取り込んでプレイバックしながらやったり、メモしてまとめて修正したりとすこしなれや工夫が必要かなと思います。

2.完璧に人間ではない

こんな事言いだしたら求め過ぎだ!と言われてしまいそうですが、もちろんAI臭さは感じられます。音と音のつなぎ目の発音の移行や音程の移動だったり、「っ」の感じだったりそのへんは少し不自然です。工夫次第で自然になるとは思いますが、このあたりは何曲か作ってみてなれていけばどうにかなるかも?という感じです。なので、ボーカルをがっつり聞かせたいバラードだったりハネ系の曲とかは難しいかもしれません。

まとめ

というわけで、AIきりたんを使ってみた感想でした。良くないところ、良くなかったところ、と書きましたが基本的には満足行く感じで、これが無料で使えてしまうというのはとんでもない時代がきたなという印象です。
曲によっては仮歌はこれでいいと思いますし、趣味曲なんかにとりあえずボーカル入れてみたいってなったら全然ありだと思います。
まだ発表されてから日の浅い技術ですし、今後便利になったり、よりひとっぽく歌えるようになるのでは、と期待したいですね。

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