オーディオインターフェースが必要なわけ

PC編の続きです。オーディオインターフェースが必要な理由はいくつかあります。
1つは普通のPCのオーディオシステムを使うと「レイテンシー」が発生してしまうからです。つまり遅延ですね。音を出すまでにけっこうな遅延が発生してしまうので、別にオーディオシステムを用意してあげる必要があります。
2つ目はアナログデータをPCに取り込むためです。声とかギターとかの音をPCに入れるにはデジタルデータに変換してあげる必要があります。このあたりの精度だったり癖だったりでオーディオインターフェースの特徴が出てきます。
また、PCの音をきれいに再生したりするのにも大きく影響します。これは先程の逆で、PC内のデジタルデータをアナログデータに戻してあげてます。
このへんはA/D変換とかD/A変換って言われる部分ですね。
最低限の性能のものを探す
今回は初めてのオーディオインターフェースということで、値段もそこそこで簡易なDAWソフトも付属するものを探します。
必要なスペック
オーディオインターフェースに必要なスペックとしては、
- ファンタム電源
- 入力2つ以上
- ヘッドフォン出力ができれば別チャンネル
- MIDI入力
歌やアコギなどをコンデンサーマイクで録りたいとなったときにファンタム電源が必要になります。
もし鍵盤など手持ちのステレオの楽器があれば2ch以上あったほうが良いでしょう。
確認作業をスピーカーとヘッドフォンの両方でやるシーンがいつか必ずくるので、ヘッドフォンが別チャンネルで用意されている方が良いかなと思います。
MIDI鍵盤など後々購入するのであればMIDI入力もついていたほうが安心かなと。USB接続で入力も賄ってくれるものも多いですが一応ついていたほうが便利かなと。
候補
というわけで探してみました。
Cubase付属のもの。SteinbergはCubaseの開発元ですね。最もちいさいUR12でも良いですし、UR22mk2でもどちらでも良さそう。ギターなど自分で弾く場合はモニタリングの設定の歯やすさから22のほうが良いかもしれません。
Ableton Live付属。NI製のプラグインが結構ついてきてお得っぽく見えます。Monarkなんかは個人的にすごく好きなのでおすすめです。
これと、付属のソフトでいろいろなジャンルの音楽制作がすぐにできそうです。
これの昔のバージョン自分も使ってたんですけど、低価格帯ではかなりいいほうだと思いました。Kompleteほどいろいろソフトはついてきませんが、Focusrite製のプラグインだったり、Addictive Keysだったりがついてくるのはとても魅力的かなと思います。
友人はCubaseが良いってことだったので1つ目に紹介したUR22mk2買ってました。
まとめ
というわけで最低環境をつくる第2段、オーディオインターフェース編でした。昔はなんでもかんでもCubaseついてくるイメージだったんですけど最近はAbleton多いんですね。びっくりしました。
DAWソフトはとりあえずついてきたものをいじってみて、なにか不満が出てきたら製品版で別製品に乗り換えるとかもできますし、とにかく「初めてみる」のが大事かなと思います。1万前後でオーディオインターフェース買えますし。
今回紹介した3つを触ってみたあとにもう少し高級なものを買ってみたりすると違いがあってどんどん沼にハマっていけるのでそのあたりもまた紹介できたらなと思います。