グルーブってなんなんでしょう

自分バンドマンやってたときはドラムを担当することが 一番多かったんですけどグルーブっていうのがなんなのかは正直よくわかりません。
が、個人的には「気持ちのいいかんじのノリ」くらいに捉えています。相方のベーシストだったり、ボーカルが気持ちよさそうに歌っていたらそれは良いグルーブ、っていう感じですかね。
例えばこれとか。会場全体、バンドメンバー全体がいい感じになってると思います。
ドラマーはバンドの音をよく聴いている
自分がドラムをやってた経験からですが、ドラムは周りの音をちゃんと聴いて演奏します。テンポキープももちろんドラムのお仕事なのですが、キープしつつ他のメンバーのゆらぎを追っかけたり、追っかけなかったりすることで心地よさ、つまりグルーブを出していると思います。
例えばこれとか。ハイハットでテンポキープしつつ、強弱だったりフレーズで追っかけてますね。
以上を踏まえて、打ち込みでどうやってグルーブを出していこうか考えてみようと思います。
ドラムに関して
基本はクオンタイズon
まず肝心のドラムに関して考えてみます。基本的にドラムはすべてクオンタイズonで良いと思います。
いろいろ理由はあるんですけど、ドラムを人が叩いたようにするのは不可能だと思います。めちゃくちゃ指ドラムが上手ければいいと思いますけど。かける時間だったりを考えるとクオンタイズで良いかなと思います。ちなみに自分は基本マウスとステップ入力でやってます。
ただ、ちょっと話題になったんですけど、小室哲哉さんは全部指ドラムらしいです。
いつもセール情報のぞかせてもらってるゆにばすさんの記事↓
https://synthsonic.net/archives/52897776.html
強弱をちゃんと付ける
リズムは全部クオンタイズですけど、音色と強弱に気をつけます。ハイハットはエッジを叩くのか、てっぺんを叩くのか。スネアはリムを引っ掛けるかどうか、などの音色選び。キックの音はどこを強くするのか、ベタ打ちにするのかなどなど。曲のジャンルとかにもよると思うんですけどクオンタイズきっちりかけてしまうので、音色と強弱である程度ノリが出るように調整します。
ポジションを細かくエディットしてグルーブを出そう!っていうのもたまに見かけるんですけど、基本的にはオンタイムになってくれたほうが気持ちいいと思うんですよね。オンタイムでどの音色を鳴らすかのほうが大事です。
他の楽器でグルーブを意識する
ドラムがクオンタイズでピタッとしてるので、リズム的には他の楽器でグルーブを出していきます。先程のジャズドラムの動画の逆で、ドラムに合わせて他の楽器でゆらぎを出していく感じです。
ベース
ベースはグルーブに一番影響が出るかなと思います。ベースは長さに気をつけるとかなりグルーブを操作できます。
例えばこれ。短く切っているとことかがちらほらありますが、この短いノートの長さに気を使うことでグルーブを操作できます。
レガートでつないでいく場合はハイポジションに移るところをアクセントにするなどで出せますね。ジャミロクワイに比べるとリズミカルではないですが、カウンターフレーズの面白さだったりも加えられるのでこちらもありかなと。
その他
他の楽器でも基本的には長さが大事です。どこで切るのか、ギターだったらカッティングのキレ具合だったりミュートの深さだったりですかね。
ピアノなど強弱がはっきりする減衰系の楽器だったらドラム同様強弱に気をつけてあげるのも大事です。
まとめ
というわけで個人的なグルーブの出し方でした。
- 基本はクオンタイズon
- そのかわり音色選びと強弱をしっかりEditする
- 他の楽器をドラムに合わせて演奏する。特に長さに注意
こんなかんじですね。ギターやベースだったら自分で弾いてしまうっていうのも手ですね。けっこうドラム以外のリズム楽器はクオンタイズしないこともあるんですけど、それだけでもけっこうグルービーになる感じはします。