8dio Adagioシリーズを更新してみました

シリーズを一新したAdagio

A Part of the Anthology SeriesとしてAdagioシリーズが一新されました。もともと自分はAnthologyシリーズを持っていたのでそれぞれかなり割引された価格で更新できました。

AnthologyはおもすぎてうちのPCスペックでは使い物にならず、Adagioをよくつかっていたので、この更新は嬉しいものでした。

アプデの価格はまちまちですが、全て合わせて1万円しないくらいでアプデできました。

前回書いたAdagioの記事はこちら
製品ページはこちら

変更点

アーティキュレーションがシンプルに

以前のバージョンだと、ロングノートだけでもたくさんあったパッチですが、このアプデでかなり統一されました。
以前時間があるときに少しこだわって打ち込んでみたのですが、正直パッチによる違いはそこまで感じられず、パッチによる違いより打ち込みによるさじ加減のほうが聞いた印象に与える影響が大きかったんですよね。
例えば、だんだん大きくなるようなサステインとかを「pp to mf」みたいなパッチで打ち込むよりも、「sustain」をモジュレーションホイールで強弱を書いたほうがいい、みたいな感じですね。

なので、今くらいのパッチの数で分けてくれたほうが余計な選択肢がない分Editに集中できていいと思います。

以前のバージョンの画像。レガートだけでもこれだけの数。違いは些細なもの。

新しいバージョンのパッチ数。かなりスッキリしました。

キースイッチで奏法の行き来が楽に

上の変更点とも関係してるんですけど、パッチ数が減ったおかげで、一つのKontaktの中でほぼすべての奏法を網羅することができます。

以前のバージョンですと、レガート用のAdagio、短い系のAdagio、トレモロやトリルなどを含んだサステイン用のAdagio、と3つくらい立ち上げる必要があったのですが、今回から一つのKontakt内でほとんどの奏法を行き来することができます。

巨大なテンプレを組んだりしていない自分にとってはこちらのほうが楽で好きです。

不満点

アプデされてけっこう快適になったんですけどそれでもいくつか不満点があるので書いておきます。

Vnは1と2の区別がない

Vn1とVn2を別の音色として収録してくれるソフトが最近は多いと思いますが、Adagioは区別してません。なのでVn1とVn2は同じ音になってしまいます。まあそこまで問題ないかな~という気もしますが、より厳密にオーケストラを再現しようと思うと少しネックになってくるかもしれません。

あと単純におなじ音色が左側チャンネルで鳴ることになるので多少違和感があるのは拭えない気がします。(Vn1,2を左側と想定してミックスした場合)

Solo、Divisiの奏法が少ない

あれだけたくさんの奏法を収録しているのにも関わらず、Solo, Divisiのパッチはかなり少ないです。これはアプデ前からです。Ensemblesである奏法はすべてSoloとDivisiにも用意してほしいところ。

Soloの画面。トリルやトレモロすらないです。

なので、SoloやDivisiもいちおう入っていますが、基本的にはEnsemblesのみの使用しか現実的ではありません。

使ってみた感想

先日劇伴のお仕事でバイオリン協奏曲的な感じで、大勢のオーケストラをイメージした曲を作りました。その時は生収録した弦+LASS+8dioの3つを混ぜてみましたが、結構いい感じに混ざって大きなオーケストラを表現できたかなと思います。

LASSのピッチの不安定さで人数感をだしつつ、オケっぽい遠い感じを8dioとリバーブで補って、ニュアンスを生録で足すみたいな感じでした。

今後も打ち込みで大きな編成を再現する時はLASS+8dioがいいかもしれません。

まとめ

8dioをお気に入りメーカーにしてそこそこ経ちましたが、ようやく打ち込む人の気持がわかってきたのかなという気がします。笑

古い音源は今回のようなUIアプデが続いていますし、音質はもともと良いですから、今後のアプデや新製品に期待しつつまた試してみたいと思います。

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